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愛の陸上自衛隊の野外料理は是か?非か?

 2006-07-18(火)

7月14日金曜日のニュースなので旬ではないけれど、煽りとも批判とも受け取れるようで受け取れない、なんだか微妙なニュースだったのでエントリしてみる。

ニュースソースは「長崎新聞」Webサイトの記事。リンク切れの怖れがあるので全文引用する。全文引用しなければ、このニュースの本質や「長崎新聞」のスタンスもわからない為。

 八月五、六日に佐世保市中心部で開かれる「第二回させぼシーサイドフェスティバル」で、陸上自衛隊が野外調理器材を使って料理を市民に振る舞おうとしたところ、市保健所から衛生上の理由で「待った」がかかった。主催の実行委は、調理後に会場に運び込むことで許可を取り付けたが、「災害派遣でも使っている器材。行き過ぎた衛生管理指導だ」と、行政のかたくなな姿勢に疑問や不満の声が上がっている。(佐世保支社・後藤敦)

 陸自が使うのは、二百人分の食事を四十五分で調理する能力がある「炊事車」。隊員だけでなく、災害派遣時には被災地の住民にも温かい食事を提供する役割も担い、市内イベントでも陸自がたびたび活用している。

 ところが保健所は、イベント主催者に対し「不特定多数に飲食物を提供する場合、水道、冷蔵庫など一定の調理設備や広さがなければ衛生を保てず、臨時営業許可を出さない」と指導。法や条例に基づくが、その判断は保健所の裁量次第という。

 昨年は開催当日、保健所職員が現場でクレームをつけ、関係者と押し問答になったため、今年は事前に協議。陸自駐屯地で調理してから会場に運び入れ、再加熱することで落ち着いた。

 今回提供する料理の献立はカレーとレモンステーキ。だが、保健所は「ステーキサイズは火の通りが悪い」と、肉の厚さについても指導。薄い「焼き肉サイズ」に変更するよう求めた。「ステーキ」の名称変更まで注文したが、主催者は「佐世保名物だ」と譲らなかった。

 調理の様子を市民に見せ、部隊の能力を示すはずだった陸自は「時間や場所を選ばず食事を提供できるのが強み。まさか営業許可を求められるとは…」と困惑気味。これに対し、保健所は「災害時は衛生上のリスクがあっても仕方がないが、普段は別。陸自も特別視しない」と強調する。

 イベント関係者からは「陸自が参加した過去のイベントでは指摘されず、判断基準があいまい」「隊員が食べているから問題ない。過剰な指導ではないか」と不満の声がくすぶっている。

■陸自の野外調理「待った」 保健所指導に不満も
長崎新聞Webサイトより。2006.07.14)

さて、どうだろう。このニュース。


引用記事中にある「炊事車」とは陸上自衛隊が誇る野外に置いて炊事などを行う装備のことで、諸元によると「炊飯・麺類・汁物・煮物・揚げ物・炒め物などの調理ができ、主食・副食同時に最大200食分の調理が可能になっている」そうだ。

画像をリンクしておくが、格好いいのよ(笑)欲しいなぁ。これでキャンプやバーベキューしたいと思わない男の子はいないと思われる。

■陸上自衛隊 炊事車

佐世保は、もともと海軍の町。今でも海上自衛隊の町。というより米海軍の町かな。米海軍基地内に海上自衛隊の各施設があったような気がする。

行ったことあるんだよね。自衛隊と違って米軍基地なので、銃を持った人が守衛だった。エスコート役の海上自衛隊幹部を呼び出して貰い中に入ったような。

マクドナルドがあって、メニューは英語が先(笑)味は同じだったけど、航兵衛は「米軍基地内のマクドナルドだから、材料はアメリカ本土から空輸しているはず」と言っていたけど。彼は、もちろんマクドナルド派。べーちゃんがモスバーガー派。

そんなことはどうもよくて佐世保のお話。海軍や海上自衛隊の佐世保なのに陸上自衛隊のニュースだったので目にとまったというのがある。

「第二回させぼシーサイドフェスティバル」では海上自衛隊艦艇によるイベントも行われるようであるが、陸上自衛隊としても広報の一環として、今回の野外調理イベントであったと思われる。

実際、実戦で評価を受けてきたものなのだ。記憶に新しい新潟地震でも大活躍だった記憶がある。

自衛隊は治安担当の警察と違って自己完結できる組織である。自己完結とは、自前で何でもできるという意味である。食べる、出す、寝るなどのことである。効率よく作業するには士気の維持も大切で、そこには不快な状況にもかかわらず最低限の快適さという観点もある。

さらに具体的に「自己完結型組織」を説明すると、自前で「食べること」「入浴」「排泄」「寝るところ」「道がないなら道を造る設備と技術」などを有するということである。

警察は、基本的に治安に特化した装備しかない。なので、事件事故が長引くと軍事用語でいうところの「兵站」に難が出てくる。事件事故など状況が最初から最後まで分かっていることなどなく、機動隊などの大人数が動く場合には、その食べものはどうするのか?排泄はどうするのか?寝る場所はどうするのか?などの問題があり、事件事故の都度、事務方が対応する。弁当の注文したりして。

事件事故は長期になることが少なく、また警察の性質上仕方がないことでもあるが、ある意味警察の限界でもある。

古くは「あさま山荘事件」における機動隊の食糧問題とか。寒い時期だったので弁当のご飯は固まって食べられないかった。発売当初のカップヌードルが大人気だったのは有名な話である。

また、日本航空123便墜落事故でも、山深い山中の墜落現場での作業は、警察よりも陸上自衛隊の技術と装備がものをいった。

実際、墜落現場で野営したそうだが、陸自の人達はチャッチャと自前の寝床をこしらえテントを張った。警察はそんなスキルはないので自衛隊さんにテントかりたりした。現場から戻ってきても泥だらけで、家に帰るわけもいかず、陸自の入浴車を借りて汗を流した。もちろん陸自隊員が入浴したあとの残り湯である。

これは自衛隊が優れていて警察が劣っているといっているのではない。それぞれ担当や能力や権限が違うという意味です。

この墜落事故での警察のことについては、当時遺体確認の担当警察官だった飯塚訓さんの著書「墜落遺体」に書いてある。遺体確認時の凄さはリアル過ぎて涙なしには読めない有名な本です。続編が「墜落現場」。 あの悲惨な山中で短時間にヘリポートを設営した陸自の実力の凄さも書かれてあったと記憶する。

墜落遺体―御巣鷹山の日航機123便 墜落現場 遺された人たち―御巣鷹山、日航機123便の真実

それでも自衛隊の自己完結能力が日本国に存在するというのは見逃せない。軍法がないので軍隊ではないけれど(軍隊なら軍人は犯罪を犯せば軍法会議で処罰される。軍隊定義のひとつでもある。自衛隊の隊員が犯罪を犯しても刑法で裁かれる。故に自衛隊には憲兵=MPがいない)、他国の軍隊と同程度の装備や機能そして能力を備えた自衛隊の存在は大きい。

特に災害時である。インフラが破壊され、山は崩れ道路は寸断された災害時に日本で唯一機能できる組織でもあるのだ。災害担当組織を作れという論調もあるが、自衛隊があるのでいらないと個人的には思う。

国民の命や財産を守るのは警察であるが、国自体を守るのは自衛隊。国自体って何だ?という定義もあろうが、それを書くと書ききれないので割愛する。

警察の場合は「兵站」作業が必要になると書いた。旧軍では、この「兵站」が軽視された。だから戦闘で亡くなる兵隊より飢えや病気で亡くなった人が多いというバカげたことが起きた。

昔からそうではない。古くは豊臣秀吉の時代。晩年秀吉はおかしくなっちゃって大陸を攻めた。朝鮮の役。九州から船で攻めたわけであるが、人員や兵糧の輸送計画や船の手配など「兵站」に関することを担当したのが「石田三成」である。

有能な事務官ですな。彼がすべて担当したので、攻めるときも引くときも上手くいった。現場に乗り込むのは勇猛果敢な加藤清正のような戦国武将たち。彼らには出来ないこと。

豊臣秀吉は、こういう事務方の能力を高く評価した人ですね。秀吉自体がそういう側面を持った人なので。面白くないのは現場で獅子奮迅の働きをした武将たち。関ヶ原で秀吉子飼いの石田三成と加藤清正、福島正則らが西軍東軍にわかれた理由は、こういうとこにもあったのでしょう。

閑話休題。

実力組織が装備、機能、能力をフルに使って現場で活動するのを表とすると「兵站」は裏。物事は表裏一体であるので、どちらが上でもダメなわけで、そういう意味では裏方な「兵站」はもっと評価されるべきであります。

そういった「兵站」の最たるものである炊事車に対するクレームかと思いましたが、よく読むと「調理した食材を持ち込む」ことで話は付いている(笑)

長崎新聞が何をいいたいのかよくわからない記事なんですが、これは陸上自衛隊というよりも、イベント運営側の愚痴を書いているのかなぁと。そう思いました。

前回も現場でクレームきて揉めたようで、保健所の裁量次第という玉虫色な決定も気になりますが、これは仕方がないかなと。現場現場で状況が違うため、線引きは現場単位でするしかない。しかし、裁量次第ということは保健所の胸先三寸次第ということでもあり、利権が生まれるもとでもある。

難しいですナ。

そして、このニュースを読んで、こう思ったはず。テキ屋はいいのかよ!と(笑)

利権という観点でみるなら、利益を奪われるであろうテキ屋系のクレームが保健所にいったと考えるのは邪推でしょうかね?

夏になり、縁日やイベントが増える時期でもあります。保健所は、ちゃんとテキ屋の確認するのかよ、と。

それと、佐世保保健所の所長というのは中央官庁の厚生労働省キャリアの出向指定席らしく、この上からものをいう態度はキャリアだったからと納得した次第でもあります。

このニュースは、どちらとも言えないなぁ。夏ということ。食材は肉であるということを考えると保健所のいうことも正論であるし。災害時は保健所関係者は陸上自衛隊の給食食うなよとも言える(笑)

災害時はリスクがあっても仕方がないという保健所のコメントには笑いました。これは保健所が災害時には職務放棄しますよと宣言していることです。災害時こそ、食中毒などの衛生管理に注意を払わねばならないのにと思うのですが。

う~ん。やはりどちらとも言えないなぁ。まず情報が少なすぎる(笑)

米軍基地祭とか今でもやっているのだろうか。911以後警備の問題で難しくなったと聞いていますが。

それよりなにより、基地祭で出されるステーキは、全部アメリカ産牛肉というオチ(笑)

■関連情報
させぼシーサイドフェスで紛争勃発?
(佐世保在住者によるブログ「いつもはしっこ」さんの記事)
第二回させぼシーサイドフェスティバル
(公式サイトですが、チラシをキャプチャーしただけのページなんだよなぁ)
陸上自衛隊公式サイト
(陸上自衛隊の装備品ギャラリーがありますが、炊事車はないです。野外炊具1号はある)

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