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ナース

 2005-01-19(水)
今日、叔父から電話があった。
叔母が心臓系の疾患で入院したとのこと。
叔父は母の兄。叔母は叔父の奥方だ。

叔父は最近心臓の手術をしたばかりで、電話があった時には、最初叔父の方かと思った。が、叔母だった。
叔父が車で病院に連れて行こうとしたらしいが、息子(私の従兄弟で同じ歳)が救急車を呼んだ方がいいと言い、救急車で運ばれたらしい。

これは正解であった。
最初日赤救急センターに向かおうとしたが、心臓系の疾患ということで準備が整わなくて拒否されたそうだ。次に行った病院でも、そう。最後に市立の病院に運ばれた。そこでは心臓系の医師が準備していた。

他県に嫁いでいる従姉妹(さきほど書いた叔父の息子の姉。ちなみに私の姉と同じ歳)が子供を連れてやってきた。状況が心臓系疾患としかわからなかったので、万一を考えての行動だ。

この従姉妹、元ナースである。
子供ができて引退したが、現役時代は、そりゃもうバリバリのプロフェッショナルだった。旦那は整形外科医。
叔父の手術の時もそうだったが、叔母の場合も、担当医による説明はすべてこの従姉妹が聞く。担当医も楽だろう。専門用語使って話せるから。

従姉妹は状況を判断して、実家の冷蔵庫を覗いて補充すると子供を連れて帰っていった。
叔父に「おとうさん。おかあさんが死んだら、おとうさんは老人ホームよ。孤独死したくなかったら、自分で色々やりなさい」という辛辣な一言を残してw

夜に従姉妹から母に電話があり、叔父を脅しといてやったと言っていた。強面の叔父が頭が上がらない唯一の人間である。 そして私が尊敬する女性のひとりでもある。
スーパーナースな従姉妹のねぇちゃん。

もう何度も書いているけど、武勇伝の一部は以下に。
この従姉妹は、看護学校の入試の日に交通事故にあった。
珍しい大雪の日だった。
のろのろ運転の叔父の運転する車が、運悪く氷結した車道にスリップし、標識に衝突したのだ。

従姉妹は受験票を確認するためシートベルトを外していた。もう受験する看護学校は目の前だったのだ。

衝突の衝撃は凄まじいもので、従姉妹は頭部でフロントガラスをぶち破り、再び衝撃で車内に戻された。

その時、顔面はずたずたになり、鼻は破れたフロントガラスでそぎ落とされた。

直接聞いた話だが、額から血が噴水のように噴射していたので、手で傷口を圧迫しつつ脈をとったそうだ。段々弱まってくる脈に、あぁ死ぬんだ、と思ったそうだ。
砕けたルームミラーが落ちていたので見たが、顔は真っ赤でなにがなにやらわからなかったらしい。

運転していた叔父もハンドルで胸を強打して(肋骨を骨折していたのだが)いたが、呆然としていて放心状態だったそうだ。
従姉妹は「お父さん、救急車呼んで」と叔父に言った。
叔父は走って救急車を呼びに行った。携帯電話のない時代の話である。

叔父がいない間にも血は流れ続け脈は弱くなる。叔父が戻ってくるまでもつかわからないなぁと考えていたそうだ。
通りの車はほとんどが素通りしたが、いわゆるヤンキーの兄ちゃん達は車を止めて声をかけてくれたそうだ。
「大丈夫か」と。
「父が救急車を呼びに行っているので大丈夫です」と答えたそうだ。

従姉妹は言っていた。ああいう時は、ああいう人たちは必死になってくれる。人は見かけではない、と。

救急車で病院に運ばれ数時間に及ぶオペを受ける。
医者に鼻はどうしました?おとうさんと言われ、急を聞いてかけつけた親戚のあんちゃんが現場に行って雪で覆って鼻を持ってきた。

もちろん面会謝絶。当時高1だったけど、数週間後に見舞いに行った。片目だけ穴のあいた包帯を顔全体にまいた従姉妹と会った。従姉妹の同級生がたくさんいたが、みんな泣いている。もう、居場所がなく困った思い出がある。
従姉妹は、そういう友達にしきりに冗談を言い、しきりに私を紹介しようとした。

なんて強い人なんだ、と。16歳の少年には、18歳の従姉妹が、それはもう大きく見えた。

その後、数回に及び大手術を行い、傷跡も目立たなくなってきた。
1年遅れで看護学校に入学し、准看護婦の資格を得てからは手術を行った神奈川の私大系病院に就職した。治療しやすいので。

ここにはオトナの事情もある。
私大系病院としては症例としてオペをしたい。学術的(多分に名誉や栄誉の偽善がつきまとうが)理由もある。そして職員のオペは無料。
お互いの利害が一致する。
もちろん治療という大義が一番である。

私はこうなったから結婚はできないだろう。だから一生懸命看護する。というのを、今度は自分が入試をする番になった私は、入試で訪れた新宿で食事を従姉妹にご馳走になりながら聞いた。

今では三児の母である。
貫禄さえ、ある。

今の旦那と付き合う前に付き合っていた人がいた。
医者だ。
家柄もよかったらしい。
相手の家に行った。
あちらの母親がこう言ったそうだ。
「結婚は当人の問題だから文句は言わない。でも、結婚してもおたくの家族とは付き合わない」と。

本当に、こう言うことをいう人はいるのだ。

従姉妹は、席をたつなり即こう言った。
「ほな、さ・い・な・ら」

火の国の女を舐めるな!と。
家族を侮辱するな!と。

あとで、その話を聞いて従姉妹にきいてみた。
どんな感じだったの、と。

気分爽快!だったわよ。と笑っていた。

豪快にして痛快な女性なのである。


私のまわりには、こういタイプの女性が多いw
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