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愛のGoogleの挫折と野望

 2006-02-15(水)

CNET News.comの記者、チャールズ・クーパー(Charles Cooper)のコラムが翻訳されてCNET Japanに掲載されていた。

皮肉チクチクの、一読すると「デ、なにが言いたいのよ」と思える煮え切らない文章でもあるが、ウェブ検閲という、Googleの社是にも該当する「邪悪に身を落とさない」「コンテンツを検閲しないのが我々のポリシーである」に相反する中国政府の要求を受容せざる得なかったGoogleの挫折が書かれている。

■グーグルの理想と中国のウェブ検閲について
(CNET Japanより。2006/02/14 20:22)

マ。文末に「誰か中国に対しガツンとやれよ」的結論が書いてあることにはあるのだが・・・


花をとるか実をとるか、でGoogleは実を取った。他社が同じ環境になっても、同じ選択をするしかない、と。

そう書いてある。

ではなく、であると。

理は理想、利は利益である。

中国の広大な市場は、多国籍の大企業始め中小企業に至るまで魅力的な市場である。最後のフロンティアでもある。誰もが狙っている。

それには、その巨大な市場を担保している中国政府の逆鱗に触れてはいけない。中華思想さながらに中国政府にへつらうしかないのである。

企業が利益を追求する団体であるならば、利益のための行動は非難されるものではない。商売は儲かってナンボなのである。

理想は金にならない。飯は食えないのである。

なのでGoogleの選択(妥協)も間違っているわけではなく、妥当な判断であると言えることは言える。

但し、そこに個人の尊厳と安全が脅かされるファクターが入ってくると、違った話になってくる。

先にも書いたがGoogleのヘルプセンターでは高々とこう掲げている。

コンテンツを検閲しないのが我々のポリシーである
It is Google's policy not to censor search results.

■Google先生の検閲ポリシーのページ

しかし、リンク先のポリシーを読むと、こう続いている(笑)

However...

ハウエバーって「しかしながら」「けれども」って意味である。

前文をある意味打ち消す単語でもある(笑)

However, in response to local laws, regulations, or policies, we may do so.
でも、規則や条例や方針によっては検閲しちゃうかも。

と続いているわけですね。検閲しない基本方針はある。でも、圧力には屈しますよとちゃんと書いてある(笑)

アメリカ政府のデータ開示要求を突っぱねて拍手喝采を浴びたGoogleが、中国の検閲指示には妥協した。ダブル・スタンダードとも言える行為にネット界は騒然となったが、見方を変えればいいのである。

どちらが利益になるか?

そう。お金。儲けという視点で見れば、これは当然の結果なのだ。

Googleに信頼を置く多くのユーザに対し、アメリカ政府の要求を突っぱねたという行為は、さらなる信頼を得ることになる。結果、データをアメリカ政府に対して開示したとしても、Googleの姿勢というのは、この突っぱねた行為によりユーザに意識されることになる。

既得権益は守られるのである。Googleは違うぞ、というお金で買えない信用と信頼を得ることができたのだ。

翻って中国政府の要求はどうであろう。この要求を呑むことにより、Googleは中国という地球上で最大にして最後の巨大市場への参入チケットを手に入れることができた。

新たな権益の第一歩を踏み出すことが出来たのだ。

こうみると、利益、お金儲けの観点からみると、Googleの姿勢は一貫しているのである。ぶれていない。

腹の足しにもならないお題目(先にあげたポリシー等)はあっても、本音の部分でのGoogleは微動だにしていない(笑)

世界制覇なのだ(笑)

残念なのは、ニュースサイト、ブログ、掲示板等を巡回しても、この視点での立派な論説にお目にかかれないことである。

奇麗事は十分なので、こういう「いやらしい」本音の部分での議論を読みたいのである。

日本には「本音と建前」の文化があり、これは外国や外国かぶれの人々から負の文化として責めらりたりするが、なんのなんの外国だってそうではないか。結局のところ利益を追求する観点からみれば、ありとあらゆることをするわけであり、その中にはルールを破る行為も含まれるわけであるが、やっていることは世界各国同じなのである。

Googleの中国政府に対する屈服も、このように見方を変えれば、とりたてておかしなことではなく、むしろ正常な判断をしたと言えるのである。

是非は別にして。

先に「但し、そこに個人の尊厳と安全が脅かされるファクターが入ってくると、違った話になってくる。」と書いているが、これについては、こういうことである。

Googleの今回の相手は中国。本当は中国って書き方はおかしいんだよね(笑)

中華人民共和国を略すなら、中共が妥当である。でも、日本語入力システムはATOKを使っているけど一発変換しないや(笑)

中国だと日本の中国地方と混同してしまうから・・・

この中国は共産党による全体主義国家であり、抑圧的政治の国である。このあたりを詳しく書くと、それこそスクロールが大変になるくらい長文になるので、語弊はあるかもしれないが言い切って書く。

自由の国の自由の世界(インターネット)の寵児であるGoogleが、このような相反する主義の国に屈したことが問題なのである。

それは己の主義主張を破棄する行為と受け取られても仕方がないのだ。利益追求の側面からみれば正しいのだが、わたしもあなたも愚かな人間であり、常に理想を求めている。そして理想を求めるわたしもあなたも、このような二枚舌を感情的に嫌う傾向があるのだ。理性ではなく感情として。

そして自由を脅かすものに対しても、この嫌悪感は存在するのだ。

GoogleだけでなくYahooも著名な中国人ジャーナリストのブログを削除して物議を醸した。そして、それが「しょうがない。仕方がない」で済まされる雰囲気になってきているのも事実である。

自由な世界であるはずのネット社会が、ジョージ・オーウェルが書いた世界になりつつあると気が付いている人は、実は少ないのである。

それは『動物農場』でもあるし『1984年』でもある。

動物農場1984年

なお、中国には自治区という地域が存在する。内蒙古自治区やウイグル自治区やチベット自治区などがある。

中国の自治区とは植民地のことですよ。

やはり、色々と考えなければならないことは多いようだ。

利益を追求して何が悪い。と叫ぶことは間違ってはいない。しかし、日本人として考えると、なぜホリエモンは捕まったのか?ということを思わずにはいられないのだ。

そして、昨日もそうであったように、今日も明日も私はGoogleを使う・・・

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