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愛のいきなり団子

 2005-11-29(火)
This is ジャパニーズ・スウィーツ。

横文字の腐った舶来スウィーツとは大違い。
これぞニッポンの味である。
つうか、九州限定なんだけど。

うちの地元には無名にして有名な家庭用スウィーツがある。
から芋(サツマイモ)と粒あんのスウィーツだ。

いきなり団子(だんご)という。

でも、団子はダンゴと発音しないでダゴと発音する。
なので、いきなりダゴ。若しくは、いきなりとだけ言ったりする。

一口食べるといきなりから芋(サツマイモ)が出てくるのが由来だそうだ。
しかし、地元民である俺はそんな由来は知らない。


昔からある食べ物だそうだが、確かに昔から食べていた。
お米屋さんが店先で手作り饅頭とか作っているとこだと、とてもおいしい。今ではスーパーでも売ってある。
昔は売ってなかったはずだ。

数年前に国体があって、県外から来るお客さんになんとかお金を落としてもらおうと特産品や土産物屋が県の後押しで幹線道路沿いにたくさん出来たが、和菓子屋さんもそうである。
いきなり団子専門店まで出来ていたのには驚いたが。

当時は港区司令部勤務時代だったので、帰省してビックリ仰天して思い出がある。

このいきなり団子は、から芋(サツマイモ)で全てが決まる
紅から芋の甘い甘いやつを使用すると、穀物特有の甘さと粒あん(粒あんでなければならないのだ。かつ、微糖でなければならない)の甘さが混ざり合って、蒸かしたてのホカホカをいただくと、口の中でホフホフしながら舌の上に絶妙な甘さが広がる。

そう。いきなり団子は蒸かしたてを食べなければ美味しくない。
黄金色に輝く紅から芋と粒あんのコントラストが一番目立つのだ。湯気が上がるくらいが一番おいしいのだ。

各家庭で作るので、レシピは色々。
基本的なレシピはあるが、いたって簡単。
なぜなら、このスウィーツは、物がない時代の食べ物の名残なのだ。

から芋(サツマイモ)を使用する時点で、その悲しい歴史が想像できる。
このあたりは最後に書くことにしよう。

うちで最近作ったレシピを書いてみる。
なお、普通のいきなり団子は生地に小麦粉を使用している。恐らく透明感を出すために片栗粉も使っていると思う。
スーパーなどに売ってあるやつは、生地が透明で中のから芋(サツマイモ)や粒あんが見えるのだ。

ちなみに、九州では甘藷のことをサツマイモとは呼ばない。
から芋と呼ぶ。
「から」は「唐」と思われる。すなわち現在の中共ですな。中華人民共和国。
中共から薩摩(鹿児島)に伝わってきたので、そう呼んでいると思われる。逆に本州では薩摩(鹿児島)から伝わった食べ物なのでサツマイモ。

幕末時代も薩摩藩士はいも侍と蔑称されていたんだよね。
そうそう、日本人なら甘藷と言えば青木昆陽を思い出さなければならない。
江戸時代の偉い学者さんだ。
飢饉対策に荒れ地でも栽培できる甘藷をすすめた人だ。
そして、この人が甘藷の栽培に成功して普及させた。
以上、余談。


いきなり団子レシピ

いきなり団子








今回は、姉が既に職場で生地と粒あんを作っていたので、それを流用した。
生地にはホットケーキミックスを使用している。

なので、団子というよりは饅頭に近いものになった。
でも生地を作って時間が経っていたので、思ったよりふっくらせず、結局団子でいいんじゃねぇ、となった。

なお、画像に写っているのは、かーちゃん(母)である。

①材料
生地:ホットケーキミックで作成。
粒あん:小豆を煮て砂糖を加えたヤツ。
以上は既に完成していたので、このレシピは省略。
から芋(サツマイモ):紅に限る。糖分が多いから。なお、蒸かしてみて糖分が多いやつは黄金色に輝く。白っぽくパサパサしたやつは甘くない。種芋も食えるが、美味いのは子芋である。



材料:生地(ホットケーキミックスバージョン)材料:あんこ(粒あん)








材料:から芋(サツマイモ)材料:から芋(サツマイモ)輪切り








から芋(サツマイモ)は、ご覧のように輪切りにする。
この輪切り1個分がいきなり団子1個分になる。


②生地をこねる

生地を手の平でのばす生地の形を円形に整える








生地をゴルフボール大切り取り、手の平で転がすように捏ね中の空気を出す。
手の平で押しつけるようにして、平らにする。


③生地に粒あんをのせる

粒あんを生地に載せる








結構多めに載せるのである。


③粒あんの上に輪切りしたから芋を載せる

粒あんにから芋を載せるぎゅっとから芋を生地に押し込む








粒あんの上にから芋を載せる。
ぎゅっと押し込み、から芋で生地に蓋をする感じ。
手の平を凹型にすると、生地が丸みを帯びてから芋を包む感じになる。
この時、粒あんは見えなくなる。


④生地を閉じる

生地をのばして形を整えて一丁あがり








画像は手の平側、すなわち③の画像で下側になっている方なので判りにくいが、③の状態から包み込んだ生地を指先でつまんでくっつける。
生地が延びるので、それをつまんでくっつける感じだ。

完全に生地がくっついて密閉(から芋と粒あんを包み込んだ状態)した状態になったら、再度手の平で形を整える。

それが上の画像である。


⑤蒸す

蒸す








あとは、これを蒸すだけである。
別に蒸し器がなくても上の画像のようにお鍋でできる。

蒸かし芋と同じ要領で蒸せばよい。
粒あんはそのまま食べられるし、生地は早く熱が通るので、から芋(サツマイモ)が蒸されればいいわけである。

時間は適当だよ、こんなもん。
経験と勘だけである。

マ、見ればわかるよ。
食べてみて、から芋(サツマイモ)が半生だったら、まだ早いってこと。
これは自分で経験した方がいい。

料理本などに書いてある○○分などの時間ほど当てにならないものはないのだ。

これで完成である。
簡単なものなのである。
家庭料理というものは。


⑥実食

断面 その1断面 その2








さっそくアツアツを食べてみた。
イイ感じで黄金色である。粒あんはたっぷり入れたけど、こんなもんである。

今回は生地にホットケーキミックスを使っているので、生地の断面がモロそんな感じである。

昔は餡なんて入っていなかったそうだ。
から芋(サツマイモ)を饅頭の餡変わりに使っていた食べ物だったのだ。
商品として売り出してからだそうだ、餡入りになったのは。

いただきます。
ごちそうさまでした。


余談
うちのオヤジはから芋(サツマイモ)があまり好きではない。
食わず嫌いではない。
既に我々の一生分を食べてきたのだ。

敗戦後の物の無い時代。荒れ地でも栽培できるから芋(サツマイモ)は主食だった。食べ盛りの少年時代の頃だ。

茎も葉も食べたに違いない。
そういう時代だ。
朝も昼も晩もから芋(サツマイモ)・・・
それもやせこけた芋だ。
戦争が終わる前からだったかもしれない。

だから、オヤジはから芋(サツマイモ)はあまり好きではない。
悲しい歴史が見え隠れするのだろう。
品種改良されて、栗より旨いと言われる紅から芋でもそうなのだ。

飽食の時代に生きる我々には想像もつかないトラウマである。
爆弾が空から落ちてきて、家や友人を木っ端みじんに焼き尽くしていた時代に少年だったのだ。

飢えることの怖さを知っている世代なのだ

そんなコトなど露とも知らない姪っ子や甥っ子達は、祖父であるオヤジに向かって「おいしい。おいしい」と言いながら、いきなり団子を食べている。

食は文化だなぁ。
いい時代なんだろう。

横文字の腐ったスウィーツを「あら素敵だわ」などとぬかしつつ食べている飽食の住人達には、一生わからない感覚なんだろう。

そして、それは俺にも言えることなのだ・・・


ああ、食べ物ってのは奥が深いぜ!



次の記事:愛のいきなり団子とケロロ軍曹
前の記事:愛の西村真悟
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コメント
最後の方は涙ぐみ、結構いい話でした。
【2005/12/06 11:29】 | 名無しさん@幕僚日誌 #- | [edit]
ありがとう!
通りすがりの人よ。

いきなり団子って、特別おいしいもんじゃないんだよね。
ぶっちゃけて言うと。

から芋が甘いと蒸かしたては、
( ゚Д゚)ウマー
【2005/12/08 00:49】 | ごぞんじ #6J9OhUjw | [edit]
福岡の友人から聞いて初めてその存在を知り、彼女に言われたとおりに作ってみました。
なんか変な味だと思い、検索してみたのですが、読んでみて納得しました。
そして、お父様事を読み、我が亡き父のことを思い出しました。父はじゃがいもで同じ体験をしたようでした。なんともうるうるな制作になりました。
【2006/04/01 13:00】 | 何でも手作り #- | [edit]
もうワンランク上のお菓子に、サツマイモと砂糖を煮詰めてサツマイモ餡を作り、それでお饅頭を作るってやつがあります。それは手間暇がかかるお菓子で、小豆がサツマイモになっただけなのですが、砂糖はいらないくらい甘いです。それを「から芋まんじゅう」と言います。から芋ってのは、サツマイモのことです。

餡の代わりにサツマイモを輪切りにして、水で溶いたメリケン粉で生地を作り饅頭にしたのが「いきなり団子」です。

だから、基本的に、誉められるようなおいしさってのはないんですよ(笑)

小豆の黒餡で誤魔化しているところもあります(笑)今では、サツマイモが品種改良されて、とてもおいしいので、珍しいお菓子として名物になっていたりします。

これもすべて「ケロロ軍曹」のおかげ(笑)

オヤジは甘いものが大好きです。子供の頃に食べられなかったので、いまは団子や饅頭あると、噛みしめながら食べてます。

孫である姪っ子や甥っ子達は、そういう祖父が大好きなので、一緒に甘いもの食べてます(笑)
【2006/04/01 20:34】 | ごぞんじ #6J9OhUjw | [edit]
ああああああっ!
もう記事があったんですね(大汗)
「書いて」だなんて言ってしまってすいません…orz
これを参考に作りますから許して(笑)
【2006/04/09 01:42】 | 毒電波管理人 #2Qwf./yA | [edit]
工エエェェ(´д`)ェェエエ工工
この記事は既に知っていて、ホットケーキミックスを使わない正統派レシピについて言われてるものとばかり思ってました(笑)

このレシピは邪道で外道みたいなもんですよ。ホットケーキミックスを使ったバージョンですから。「いきなり団子」みたいな饅頭のレシピに近いですね(笑)

でも、各家庭で違うので、これもありかな、などと思ったり。

メリケン粉を溶いて団子部分を作ると、市販品みたいな感じにならず、とても貧乏くさいものになります(笑)
【2006/04/09 12:50】 | ごぞんじ #6J9OhUjw | [edit]
なるほど。
じゃあそっちを早くね(爆)
【2006/04/11 21:20】 | 毒電波管理人 #2Qwf./yA | [edit]
私も地元デス☆

夏休みの宿題に役立ちました!

ありがとうございましたっっ♪
【2008/08/15 17:27】 | ●○● #- | [edit]












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【2010/07/31 02:54】
  • 【やっぱり日本食】
    いきなり団子いきなり団子(いきなりだんご)とは、熊本県の郷土菓子であり、輪切りにした生のサツマイモを、小麦粉を練って平たく伸ばした生地(団子)で、覆い隠す様に包んでいき、蒸し器等で蒸かして、そのまま食べる菓子である。地元の方言ではいきなりだごとも言われて
【2007/09/06 08:43】
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