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愛の誕生日

 2005-06-19(日)
ワールドユース、なんとか引き分けて決勝トーナメントに進出できた。
決勝トーナメントの相手は、モロッコ。
 
モロッコと聞いて思い出すのは、カルーセル麻紀。
たしか、モロッコで手術したんだよなぁ。
ナニをナニする手術。
いまでは、性同一障害のアレで戸籍も女性になっているだよね。
 
子供の頃は、ずっと色気のある大人の女性と思っていた・・・
違うと知ったのはいつだろう?
別に衝撃はなく、とても気合いの入った人だなぁと思った。
パイオニアだよなぁ・・・色んな意味で。
だから、凄いと思う。
 
そういう意味では、美輪明宏も凄い人だと思う。
「バケモノ」と人に罵られてきたんだから。そういう中を生き抜いてきた人だからなぁ。
凄いよ。
この人の若い頃の写真を見ると、息をのむ。
性別を超越した美しさだからね。
中学か高校の時に見たんだけれど、その存在感に圧倒されたからね。
なって言っていいんだろうと。
 
男性の美しい、女性の美しい、という次元じゃないからね。
別の次元の美しさ。妖艶さ。
凄いなぁと。
いまは舞台とかで活躍されていて、人を育てるのに熱心だよね。
三島由紀夫作の作品とか演じるので、台本に出てくる言葉の意味とか難しい。難しくなくても、いまは使わない(使い切れない)言葉とかあって、それを本読み時に説明するんだよね。
役者がバカなんだろうけど。
美しい日本語はたくさんあって、それを知らない。オイラも知らないんだけど。
そういう文化遺産を下の世代に教えている。
大したもんだよ。
だって、そんなことしなくても舞台は成り立つんだから。
それをやっていることが、凄い。
 
『ヨイトマケの唄』ってのがある。
美輪明宏が丸山明宏って名前だった頃の曲。
大昔の曲。
大ヒットした曲。
そして、もう地上波テレビとかラジオでは聴くことはできない曲。
 
 ♪とぉ~ちゃんのため~な~ら え~んやこ~ら
   かぁ~ちゃんのため~な~ら え~んやこ~ら
 
で始まる超有名な曲。
 
ヨイトマケってのは、昔の土木工事の時に地ならしをする道具のこと。
木材をくみ上げて土台をつくり、滑車から丸太をたらし、まわりの人がロープを引いて丸太を持ち上げる。ロープを緩めると丸太が地面に落ちる。これで地面をならす。これを繰り返すんだけど、この作業の時のかけ声が「と~ちゃんのため~な~ら え~んやこ~ら」ってやつ。
また、主に女性がこの作業を担当していたので、女性土木作業員のことを指す言葉でもある。
 
現在は、こういう手作業ではなくローラーや、一人で操作できる地ならしの機械(以前ジョージアのCMで藤原紀香がヘルメットかぶって、ガガガってやっていた機械)があるので、お目に掛かることは滅多にない。
 
『ヨイトマケの唄』ってのは、そういう肉体労働者を母に持つ子を歌ったものである。
もう聴くと泣ける。
母の唄でもあるんだけれど、泣ける。
この唄が大ヒットした時代背景を考えると、大ヒットした理由が分かる気がするが、いま聴いても泣けるのよね。
 
 
母を歌った曲で有名なのは、武田鉄矢率いる海援隊の『母に捧げるバラード』であるが(森進一の『おふくろさん』はおいといて)、『ヨイトマケの唄』の壮絶で純真で無垢で残酷な歌詞にはかなわないと思った。
 
『母に捧げるバラード』には残酷さが、ない。
美しい曲であるけれど、なにかが抜けている。
それが非情な実社会の残酷さのことと気づいたのは、『ヨイトマケの唄』を聴いてからである。
 
強烈さはある。
歌詞に「働け、働け鉄也、働いて働いて・・・やめたいと思ったら、その時は、死ね!」ってのがある。
働かなかったら、死ね!
強烈な歌詞である。
でも、明治女である武田鉄矢の母(たしかイクさんだったかな)にしてみれば、当然のことと思われる。オイラの祖母も明治女だけど、同じ事を言う。
 
そういえばカタカタの名前の明治女は凄い人多いな。
ビートたけしのお母さんもそう。北野サキ。オイラの祖母もそう。
 
『ヨイトマケの唄』が地上波テレビやラジオで聴けない理由は、歌詞に「土方」って言葉があるから。
(ATOK使っているけど、一発変換できなかった・・・つまらない自主規制してるんよ、IT業界は。そのくせ、キムイルソンやきんにっせいを変換すると一発で金日成って変換できちゃうんだよなぁ)
 
つまらない理由で、こういう名曲を聴けないのは不幸なことである。
 
 
そうそう。
日誌のタイトルね。
やっと書けるわ(笑)
 
今日は、姪っ子中三の誕生日なのです。
あれから15年たったのかぁ・・・
 
大きくなった!
 
ちなみに来週は姪っ子小三の誕生日が控えている・・・


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